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SCP-1115-JP - 肝試し

ItemNumber

SCP-1115-JP

Object Class

Euclid

Protocol

SCP-1115-JPに対する、一般人の侵入を防止するため、周囲にフェンスを設置し、警備員を巡回させてください。SCP-1115-JP内部は常に遠隔ドローンで監視されます。SCP-1115-JPに対する実験はレベル3以上の職員2名の承認によって実行されます。その場合必ず事前に恐怖に対する耐久テストを実施し、合格したDクラス職員を使用してください。

Description

SCP-1115-JPは██県███市郊外に位置する██山道の一つです。██山は███小学校の裏手に位置しています。後述するSCP-1115-JP-Aは現在███体存在している事が遠隔ドローンによる探査記録で判明しています。

SCP-1115-JPの異常性は影響範囲内に人間が侵入した場合にのみ発現します(以下、被験者)。侵入すると同時に被験者の手元に懐中電灯が出現します。置換された懐中電灯を調査した所、電池等の燃料を必要としておらず、解体及び破壊する試みも失敗に終わりました。昼間に侵入した場合、影響範囲内のみ夜間の風景に変化します。また、被験者はSCP-1115-JP内部に侵入すると同時に見えない壁が出現する等の理由で脱出不可能になります。現在に至るまでSCP-1115-JP内部にランダムで出現する"お札"と称される紙切れを入手する以外に脱出方法は判明していません。

SCP-1115-JP内部には鎌を所持した人型実体が存在しています(以下、SCP-1115-JP-A)。SCP-1115-JP-Aは普段非活性化状態ですが、被験者がSCP-1115-JP内部に侵入すると同時に活性化状態になります。SCP-1115-JP-Aは被験者を視認すると同時に、被験者を驚かせるため、約85dBのうめき声及び金切り声と類似した音声を発します。その行動は被験者が気絶状態及び移動不能状態に陥る、またはSCP-1115-JP-Aが被験者を完全に見失うまで続けられます。被験者が前者に陥った場合、SCP-1115-JP-Aは被験者の腹部を鎌で切り裂き、内臓を潰します。

SCP-1115-JP-Aのもう一つの異常性として、被験者の内臓をSCP-1115-JP-Aに変化させる異常性を保持しています。この行為は年数回見られる行為であり、SCP-1115-JP-Aの増殖のために用いられる物と推測されています。また後の調査により、SCP-1115-JP-Aは約10~13年で寿命を迎える事が判明しました。後の調査によりSCP-1115-JP-Aの半数は前述した"お札"の周囲に集まる傾向がある事が判明しました。

補遺1115-JP-1: SCP-1115-JPは発見以前は████氏1の私有地である事が判明しました。19██/█/██に発生した、"███小学校生徒██山集団行方不明事件"にて、SCP-1115-JP-Aの目撃情報を財団が聞きつけ、調査がなされました。その後、SCP-1115-JP及びSCP-1115-JP-Aの異常性が判明し、正式に収容されました。

以下は、SCP-1115-JP内部にD-11151を送り込んだ際の探査記録です。

目的: SCP-1115-JPの内部調査及びSCP-1115-JP-Aの調査。

調査員: D-11151

<記録開始>

D-11151: [ノイズ音] マイクテスト。あー、あー。どうだ? これは使えるか?

犬神博士: はい、記録されていますよ。

D-11151: よっしゃ。しかし、入ったと同時に懐中電灯か。ガチの肝試しの様だな?

犬神博士: 内部の様子はどうなってますか?

D-11151: あー、うんと。今いる場所は森で囲まれているな。時折足音が聞こえる、何のかはわからないけどな。

犬神博士: 内部に集落の廃墟があると思われます。そこまで進んでください。何か進展がありましたら報告してください。

D-11151: 了解っと。

[5分間重要度の低い音声]

D-11151: 森しか見えないな。それに暗いし、懐中電灯なくても変わらないんじゃないかってくらいだな。それに、ちょっと血生臭いし、変な音も聞こえる。

犬神博士: 変な音とは?

D-11151: うるさい歯ぎしりみたいな音だな。ここまで響くとなると、相当だな。刃物を研ぐ音も聞こえる。[ノイズ音]

犬神博士: そうですか。度々ノイズが入ってますが大丈夫でしょうか?

D-11151: 周囲の環境音とかじゃないのか?

犬神博士: わかりました。引き続き調査をお願いします

D-11151: あいよ。

[6分間重要度の低い音声]

D-11151: 博士? 聞こえるか?

犬神博士: はい。どうしましたか?

D-11151: 奥に人間のガイコツ……いや、人間の頭蓋骨を被った人間か? いやどっちでもいいや。そんなのが通り過ぎてった。

犬神博士: 何をしていたかわかりますか?

D-11151: 何かを探してるようだったな。恐らく俺を探しているんだろう。でも手に持っている鎌が妙にリアルだな。どういう作りな──

SCP-1115-JP-A: [遮って] [大きなうめき声を上げる]

D-11151: [物が落ちる音] [悲鳴] ちょ……なんだ!?

犬神博士: D-11151!? どうしましたか?

D-11151: さ……さっきの奴が後ろに……。

犬神博士: そこから退避を試みてください。付近に何か見えますか?

D-11151: 嫌……何も見えないし、そもそも腰抜けて動けないし……。

SCP-1115-JP-A: [笑いながら] 肝試しは楽しいか?

D-11151: え?

SCP-1115-JP-A: [笑いながら] お楽しみはこれからだ。

D-11151: ちょっとまて、一体どういう意味 [風斬り音] [何かを切り裂かれる音] [悲鳴]

犬神博士: D-11151! 応答願います! 応答を!

[SCP-1115-JP-Aの笑い声と同時に5分間何かを潰す音が流れ続ける]

<記録終了>

終了報告書: D-11151がSCP-1115-JP内部から帰還する事はありませんでした。これ以降のSCP-1115-JP内部の調査を行う際は事前の耐久テストを行う必要があるようだ。 -犬神博士

事案1115-JP-1: 20██/██/██、現地エージェントの報告によりSCP-1115-JP内部にてSCP-1115-JP-A個体が他のSCP-1115-JP-A個体の内臓を潰していた事実が判明しました。その後目撃した現地エージェントに事情聴取を行った結果、「前回の探査記録と同様に、肝試しを楽しんでいるようだった。」と証言しました。

事案1115-JP-2: 20██/█/██、事前テストで合格したD-11152を使用し、SCP-1115-JPからの脱出実験が犬神博士により申請され、承認されました。D-11152は事前にSCP-1115-JP-Aについて聞いた後、SCP-1115-JP内部に侵入を行いました。以下はその探査記録の内容です。

<記録開始>

D-11152: っと、コードはここで。よし、聞こえるか?

犬神博士: はい、通信を確認しました。周囲の確認をお願いします。

D-11152: 来た道は真っ暗になってる。なんだか壁がある感じだな、進めない。辺りは彼、いや、D-11151が報告した内容と同じだ。ていうか、入る前に見えてたし、関係ないか。

犬神博士: 了解しました。周囲を警戒し、お札を探してください。

D-11152: ああ、本当にあるといいな。

[4分間重要度の低い音声]

D-11152: んっ、おい、聞こえたか?

犬神博士: 先ほどの足音ですか?

D-11152: 深夜だからよく響くな。近くにいるかもしれない。警戒しておく──

SCP-1115-JP-A: [遮って] [大きなうめき声を上げる]

D-11152: うおっと……。こいつが、えっと、なんだ?

犬神博士: SCP-1115-JP-Aは鎌を所持しています。注意してください。

D-11152: いや、警戒はしてるって。

SCP-1115-JP-A: お前、驚いてない。

D-11152: は?

SCP-1115-JP-A: 驚いてないと、肝、潰せない。肝試し、楽しくない。

D-11152: いや……、えっと。

SCP-1115-JP-A: 驚け! 叫べ! それが肝試しだ! [風切り音]

D-11152: 危なっ。 [5秒間の沈黙] ああ。もしかして、さ。先生から聞いたんだが、お前ら内臓潰してんだろ? それって、"肝を潰す"為か?

SCP-1115-JP-A: ああ。それが、肝試し。

D-11152: そうか……。いや、俺は肝を潰したぜ。もう。

SCP-1115-JP-A: どういうことだ。

犬神博士: D-11152?

D-11152: お前のさっきの驚かし方、上手かった。警戒してたのによ。そして、肝を潰すってのはこういう事を言うんだ。

[D-11152は顎元に懐中電灯の光を当てる]

SCP-1115-JP-A: [悲鳴]

D-11152: 何だよ。結構驚くじゃねぇか。

SCP-1115-JP-A: ああ、これほど怖かった事は一度もなかった。驚くと同時に内臓が破裂したようなこの気分……。なるほど、これが……肝試しか。

D-11152: ああ。その気持ちが"肝を潰す"だ。

SCP-1115-JP-A: [笑いながら] 我々もまだまだのようだ。だがこれで、すこし賢くなったわけだ。これで肝試しがより一層楽しくなるな。

D-11152: そうだと言いな。あ、お札が。

SCP-1115-JP-A: また来ると言い。我らはいつでも歓迎しよう。

D-11152: あ……ああ。

<記録終了>

終了報告書: D-11152は記録終了から5分後、侵入した位置から脱出した所を現地エージェントが回収しました。後に事情聴取を行った結果、「SCP-1115-JP-Aは私が帰還する事に対して抵抗している様子は見られなかった」と回答しました。

今回の実験において、SCP-1115-JP-Aの"内臓を潰す"行為の異常性が喪失した物と仮説が立てられる。後日、仮説を立証するため追加実験を申請する。 -犬神博士

補遺1115-JP-2: 20██/█/██、犬神博士の申請が承諾され、D-11153を使用した追加実験が行われました。実験の結果、SCP-1115-JP-Aが自分の顎元に懐中電灯の光を当て驚かした後、D-11153の内臓を潰す様子が確認され、異常性の喪失等は確認されませんでした。SCP-1115-JP-Aの目的は未だ判明していません。


Footnotes

1. 調査の結果、該当する人物は実在していませんでした。


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Created_by

Souryuu0219

Created_at

2018-06-17 01:49:54

Tags

群れ, 場所, 人間型, scp-jp, euclid,

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