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SCP-1237-JP - 二足の草鞋

ItemNumber

SCP-1237-JP

Object Class

Euclid

Protocol

SCP-1237-JPの完全な収容方法は現在まで確立されていませんが、SCP-1237-JP自身にカバーストーリー「土地所有者からの利用停止願い」及び「穴場スポット」を流布することで、財団の収容サイトの敷地内へ出現を誘導することに成功しています。現在までSCP-1237-JPが出現する収容サイトは、サイトー8118、8125、8181、8190の以上4箇所です。万が一財団管轄の土地以外でSCP-1237-JPを発見した場合は、即座にSCP-1237-JPと対話を行い、上記2点のカバーストーリー等を用いてその場からの消失及び財団管轄の土地への誘導を行ってください。カバーストーリー「穴場スポット」に基づき、SCP-1237-JPが出現する収容サイト内の財団職員はSCP-1237-JPの行う募金活動に参加することが推奨されています。募金の際、関係者への申請は不要ですが、行った後は、サイト管理者へSCP-1237-JPが出現、消失した時間、金額が記載された文書を提出してください。またこの時、SCP-1237-JPが募金を行った人物に対して促す行動をすることは、実験を除き原則禁止されています。

Description

SCP-1237-JPは共通の異常性を有した草鞋群です。全長は24cmから27cm程で材質は通常の乾燥したイネ科植物(Poaceae (R.Br.) Barnhart)で構成されています。SCP-1237-JPは常に浮遊した状態を保ち、自律的に移動を行います。移動の際SCP-1237-JPは必ず底部を地面に向け、踵部分とつま先部分を交互に上下させながら移動します。この挙動は人間が草鞋を履いて歩行した際のものに類似しています。なお一足単位でSCP-1237-JPが同方向に移動する場合、片方のSCP-1237-JPが移動した後、もう片方のSCP-1237-JPがそれ以上の距離を移動し、以降それを繰り返すようにして移動する傾向があります。またSCP-1237-JPは人間と同等の知性を有しており、特に生物学の知識が豊富な個体が多く存在していることが判明しています。SCP-1237-JPとは日本語を通じて対話を行うことが可能であり、その際SCP-1237-JPは未知の方法で対話を行います。SCP-1237-JPの音声は自身の中央部から発せられていると推測されていますが、原理は現在まで解明されていません。ほとんどの場合SCP-1237-JPは友好的に対話に応じますが、自身の目的等、SCP-1237-JPの素性に関する質問をした場合、規則であると主張し、回答を拒否します。

SCP-1237-JPは不定期に日本各地の人口密集地に突如出現します。出現の原理、条件等は不明ですが、財団が把握しているすべての事例でSCP-1237-JPの周囲200m以内に人間が50名以上存在していること、日中であること、2足ずつ合計4体で出現していることが明らかになっています。出現したSCP-1237-JPはその場で自身と同時に出現した募金箱を用いて募金への協力を周囲の人物へ呼びかけます。この呼びかけに応じ、人間が募金に参加する、並びにその意志を示した場合、SCP-1237-JPは自身を折り曲げるように促します。この行動によって折れ曲がったSCP-1237-JPはほとんどの場合、うめき声に類似した声を漏らします。SCP-1237-JPが募金によって金銭を入手できた場合、SCP-1237-JPは募金箱や金銭と共にその場から消失します。消失する時間は日本時間午後4時頃に消失する場合がほとんどですが、募金により金銭を入手できていない場合は、入手できるまでその場で募金活動を継続する傾向があります。これまでにSCP-1237-JPが消失した後の動向を調査する試みが行われてきましたが、すべて失敗しています。その詳細は補遺を参照してください。

SCP-1237-JPは20██/█/██に福島県福島市で開催されていた█████祭りの会場内で募金活動を行っているのを、当時別オブジェクトの調査に当たっていた財団職員が発見しました。発見されたSCP-1237-JPはその後会場外へ補導されました。対話を行った結果、上記の特別収容プロトコルの内容で出現を誘導できることが判明したため、上記2種類のカバーストーリーが適用されました。その後SCP-1237-JPを目撃したと思われる市民にはBクラス記憶処理が施されました。

以下はSCP-1237-JPを対象に実施した。インタビュー記録です。



事案記録1237-JP-1: SCP-1237-JPの実験中、Dクラス職員が募金を行った後、SCP-1237-JPを折り曲げ、その結果SCP-1237-JPが浮遊及び発声を行わなくなる事件が発生しました。その直後別のSCP-1237-JPが地面に落ちたSCP-1237-JPを自身の上に乗せ、募金箱と共にその場から消失しようと試みましたが、財団職員が引き止めたことにより静止しました、その後SCP-1237-JPと交渉を行い、活動停止したSCP-1237-JPを回収することに成功しています。後日活動停止状態のSCP-1237-JPを用いて実験を行いましたが、再び活動を開始させることはできませんでした。これらの結果から、SCP-1237-JPを折り曲げる行為は対象の異常性消失の要因となりえることが判明したため、実験を除きSCP-1237-JPを折り曲げることは原則として禁止されることが決定しました。

20██/█/██追記:

実験実施申請書: 20██/█/ ██

先日実験によりSCP-1237-JPを折り曲げた職員の一人であるD-1130の経過観察を実施した結果、普段のD-1130の行う挙動とは異なる様子が多数確認されました。D-1130はDクラス職員として勤務してから日常的に他の財団職員を対象に暴力未遂を多数行っていましたが、SCP-1237-JPの実験以降、暴力未遂を行った事例は確認されませんでした。このことからSCP-1237-JPを折り曲げた人物は動物、少なくとも人間を対象とした何らかの心理に変化を及ぼす可能性が浮上しました。これにより現在までにSCP-1237-JPを折り曲げる実験に参加した職員を対象とした再実験及び経過観察の範囲拡大を提案します。██研究員

承認します。サイト-8118管理者 ████

実験記録1237-JP-██

対象: D-8155(D-8155は幼少期から現在まで様々な動物を攻撃していたことが事前調査により判明しており、今回の実験において結果が顕著に表れると見られたため、実験対象に選定されました。)

実施方法: SCP-1237-JPを折り曲げさせ、その後人間を含めた様々な動物と外的ストレスを受けた状態のD-8155を対面させる。

結果: D-8155は対面した別のDクラス職員や実験室の壁や扉を対象にした暴力行為に及んだが、人間以外の動物には暴力を振るわず、実験終了までD-8155が能動的に接触することはなかった。

実験記録1237-JP-██

対象: D-1130

実施方法: D-1130に動物の写真を見せ、種類、名称を回答させる。

結果: D-1130は合計210枚の写真に写る動物すべての名称を正確に回答した。特定が難しい一部位の写真を使用して再度実験が行われたが、同様の結果となった。

この実験以降、SCP-1237-JPを折り曲げた人物は、動物に対する攻撃的な衝動の喪失及び動物の識別能力が向上することが判明しました。この時折り曲げた人物が動物の知識を有していない、または存在を認知していない場合、影響範囲によってそれぞれ動物に関する知識及び記憶が新たに付与されることが明らかになっています。これらの異常性の影響範囲は折り曲げた人物によって異なりますが、少なくともワラジムシ目(Isopoda)に関する異常性は例外なく発現することが判明しています。

補遺: 20██/█/██、SCP-1237-JPの消失後の動向の調査を目的とした実験が実施されました。実験はSCP-1237-JP及び募金箱にGPS発信機を設置する形で実行されましたが、SCP-1237-JPが消失後、取り付けられたすべての受信機からの信号が途絶えたため、実験は失敗しました。翌日、当時実験でGPS発信機を設置したエージェント横谷のデスクに、日本円で██████1円が同封された長形40号の封筒、A4サイズのコピー用紙にボールペンで記載されたと思われる文書2、藁草履が置かれているのがエージェント横谷本人によって発見されました。今回発見された物品を解析したところ。すべて異常は確認されなかったため、物品はそれぞれサイト-8118の標準ロッカー内に保管されることが決定しました。以下はその文書の内容です。



脚注

1. 当時GPS装置は財団で制作したものを使用しましたが、製作費と今回封入された金額が一致しています。

2. 文書を閲覧した職員のほとんどが「達筆である」と証言しています。


Vote

3

Created_by

nao_sunney

Created_at

2018-03-21 17:52:25

Tags

記憶影響, 自我, 精神影響, 移動, 知識, 知性, 瞬間移動, scp-jp, euclid,

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