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SCP-130-JP - コインロッカーベイビー

ItemNumber

SCP-130-JP

Object Class

Safe

Protocol

SCP-130-JPはサイト-81██の標準型危険物保管倉庫に収容され、その様子は360度赤外線カメラで監視されます。現在SCP-130-JPは1個体を残して処分することになっています。新たな個体が見つかった場合はすみやかに捕獲したのち、1500度以上の溶鉱炉で溶解し破壊してください。SCP-130-JPに付いている13個の扉は全て解放し、それぞれ850g以上の透明なセラミック製ブロックを中に設置してください。これらの収容手順が守られずSCP-130-JPの幼体が現れた場合、直接目視してはいけません。特殊赤外線ゴーグルを装着した職員か、第一級反響定位トレーニングを受けた職員によりSCP-130-JP内から持ち出して銃撃破壊してください。目視してしまった場合、対象職員はただちに終了されます。

Description

SCP-130-JPは、日本の駅構内で一般的に見かけられるコインロッカーと形状の良く似た物体です。SCP-130-JPは通常のコインロッカーと同様の使用が可能ですが、約半年に1回、人間の赤ん坊ほどの大きさで鳥の雛に似た、未知の生物を内部へと出現させます。この生物(以下「幼体」とします)に嘴はなく、代わりに人間の唇と酷似する器官がついています。皮膚は肌色で、外部からの攻撃には人間の幼児と同レベルの耐久性を示し、40度前後の体温を保ちます。幼体が出現するロッカーの位置に規則性はありませんが、各ロッカー内部に重さ800g以上の物体が入っていなければ出現しないことが判明しています。

ロッカーを開け幼体を直接目視した人間は、これを「人間の赤ん坊である」と思い込み、連れ帰って育てようとします。この影響を受けるのは、初潮もしくは精通を終えている男女に限ります。また赤外線センサーおよび音波による認知では影響を受けません。複数の人間が目視した場合、もっとも早く目撃した1人だけがこの影響を受けます。この1人が死亡した場合は、死亡後に幼体を目視した人間へと影響が移ります。

 

幼体は人間の血液を摂取することで成長します。庇護する人間は、SCP-130-JP内で幼体を目視した瞬間から「自分の血液はこの子(幼体)のための母乳である」と思い込みます。このことから幼体は人間の認識能力に対して、何らかの方法で干渉ができると考えられます。幼体目視後、庇護者は自身の乳房付近の血管を急速に発達させます。血液が充満した乳房は皮膚の上からも赤黒く変色しているのが確認できるようになり、庇護者は乳頭から幼体に血液を与えるようになります。生存に足る最低限の血液は絶えず体内で生成されるため、庇護者が失血により死亡することはありません。

 

15日程度で大きさを2倍ほど成長させた幼体は、口内に鋭い歯を成長させます。その歯を使い、身近にある金属製品を餌として食べるようになります。また庇護者は幼体へ積極的に金属製品を与えます。この時期を28~31日程度過ごした幼体はやがて蛹のような形状に変態します。蛹の表面は多量の金属成分を含んでおり、人間が素手で壊すことは不可能な強度になっています(ハンマーなどの器具で強打した場合や、溶鉱炉で1500度以上に熱した場合は破壊・溶解できます)。蛹は粘着性の高い糸状の物質を分泌して、庇護者の家屋の壁などに張り付き動かなくなります。

 

14~18日程度の蛹期間を経た幼体は脱皮し、シュバシコウ(学名:Ciconia ciconia1に似た亜成体へと変化します。亜成体は翼で飛び立つと同時に姿を不可視化させる能力を持ちます2。亜成体は夜行性で、終電後の人気のなくなった駅構内へと不可視状態で侵入し、壁際まで来るとじっと座り込みます。そこで白い光を発しながら、約3時間ほどをかけて、自身を生み出したSCP-130-JPと同じ形状の成体へと変化します。成体は親個体と同様、定期的に内部で幼体を排出するようになります。SCP-130-JPが侵入する駅は、ホームが地上階にあり侵入しやすい構造であることが多いですが、地下鉄構内に侵入した例も█件報告されています。SCP-130-JPが何を基準に鉄道駅舎を見つけ出し、自らの生息地としているのかは不明です。成体となったSCP-130-JPの強度は通常のコインロッカーと変わりません。47%以上の破壊・溶解によって活動を停止します。

 

SCP-130-JPが亜成体となり飛び立つまで、庇護者は熱心にその世話をします。SCP-130-JPが庇護者の元を去ると、庇護者は悲嘆に暮れて鬱状態となり、摂食障害に陥ったり、自害を図るなどの行動に出ることがあります。また、目についた人間の幼児を連れ去ろうとしたり、自宅近所の子供を誘拐し、自分の子として育てようとした事例などが数件報告されています。一連の強い庇護欲が記憶処理によって消えることはありません。

 

補遺: SCP-130-JPは1970年頃より年間約██件の目撃・捕獲報告がされていました。その数は年々増加していたため、1973年に財団によって全国規模の捕獲作戦が行われ根絶されました。また、収容されたSCP-130-JPは1個体のみを残して溶解することが決定しました。

溶解前の各個体再調査の際、1971/██/██に収容された個体の側面に、先の尖った金属で引っ掻くように掘られた次の文字が発見されました。

そだててあげらんなくて ごめんね

 

 

 

 

 


Footnotes

1. コウノトリ目コウノトリ科の鳥類。

2. 金属探知可視化センサーによって追跡することが可能です。


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38

Created_by

azuki0912

Created_at

2014-09-10 15:22:30

Tags

safe, scp-jp, 変身, 夜行性, 生命,

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