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SCP-1625-JP - 偽りの女神

ItemNumber

SCP-1625-JP

Object Class

Euclid Keter(暫定)

Protocol

SCP-1625-JPの収容手段が確立するまで、サイト-59は無期限に閉鎖されます。サイト周辺に防護フェンスを建造し、最低10名のセキュリティ担当者を配置して民間人の侵入を防いで下さい。セキュリティ担当者はサイト-59への勤務経験が無い者のみから選抜され、SCP-1625-JPに由来する異常影響を受けていないか随時チェックされます。

Description

SCP-1625-JPは、イングランド北西部マンチェスター郊外に位置するサイト-59内部、実験室-25(以下SCP-1625-JP-1)にて発生する異常現象と、関連するオブジェクト群の総称です。

人間1がSCP-1625-JP-1内部に侵入してから約1~48時間が経過すると、SCP-1625-JP-1の天井部分が不明な理由にて発光し始めます2。光を浴びた人間は天井へ向けて浮遊し初め、天井に接触した時点で消失します。消失の時点で発光現象は収束します。消失から1~5時間後、人間はSCP-1625-JP-2に変化した状態でSCP-1625-JP-1へと再出現します。消失及び再出現の詳細なプロセスの記録は、SCP-1625-JP-1の異常性質により成功しておらず、被験者がどこに移動しているのかも現在の所不明です。

SCP-1625-JP-1は以前はSCP-████等の認識災害性質を持つオブジェクトの実験場として使用されており、度重なる実験がSCP-1625-JPの発生に何らかの影響を与えたと推定されていますが、関連するオブジェクトの同定は、サイト創設以来の実験実施回数が膨大であることから困難と見られています。

SCP-1625-JP-2は人型の異常実体であり、その顔貌及び体型は被験者となった人間の面影を多分に残しているものの、凡そ一般的な人類とはかけ離れた容姿と精神構造を持っています。全てのSCP-1625-JP-2は人間であった時の記憶を完全に失っており、「カルキスト・ユデス」(POI-1625と指定)なる人物への崇拝と強い宗教的情熱を証言します。肉体の組織は約99%が元となった被験者と一致していますが、SK-BIO生物と共通するいくつかの特徴を有しています。

現在判明しているSCP-1625-JP-2の特徴及び関連する情報は以下の通りです。

 


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頭部触手の一部拡大写真


SCP-1625-JP-2の遺伝子構造は約1%が未知の配列に置き換わっており、99%は既存人類との一致を示します。全身の皮膚色素は青緑色に変化しており、また体毛は一切存在しません。皮膚は"非常に滑らか"と形容される質感であり、被験者が負っていた古傷や身体的障害は全て消失しています。このように、筋肉組織に顕著な変化が見られる一方で、骨格は概ね被験者のそれを維持しています。

内臓器はさらに既存人類との顕著な逸脱を遂げており、肺、心臓、脳幹以外の主要な内臓を欠いています3。また被験者の元の性別に関わらず、生殖器及び排泄器官は失われています。

SCP-1625-JP-2の最大の特徴は、後頭部より発生している赤色の触手様器官です。表面には毛細血管が走っており、肉眼でも確認が可能です。これはSCP-1625-JP-2の意思によって任意に伸張することが可能であり、最大長は2メートル程度であると推定されています。SCP-1625-JP-2は触手で水や食料に触れることにより、必要な栄養素を吸収します。この性質により、SCP-1625-JP-2は消化器官を欠いているにも関わらず、問題なく生存が可能です。尚、2週間程度であれば水や食料無しでも生存できることが判明していますが、それ以上の期間については後述する消失現象により判明していません。この触手はSCP-1625-JP-2同士のコミュニケーションにも用いられることが判明しています(「精神構造」の項を参照)。

SCP-1625-JP-2の体細胞は高い自己再生能力を持ち、傷は人間の50~100倍程度の速度で治癒します。手足等が失われても、数時間かけて元通りに再生します。ただし頭部や心臓に致死的なダメージを受けた場合にはこの限りではなく、非異常性の手段により問題なく終了することが可能です。


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SCP-1625-JP-2に変化した被験者は、人間であった頃の記憶の一切を失っていると考えられており、その精神性は通常人類のそれから大きな逸脱を見せます。DSMに基づく診断では、人間の高機能自閉症患者との幾つかの類似点が確認されており、他者への関心や攻撃性に乏しく、特に求められない限りは一日中一定の行動パターンを繰り返しています。

二足歩行に適した肉体を維持しているにも関わらず、SCP-1625-JP-2は四足で歩行することを好み、膝をつけず前屈みの姿勢のまま徘徊します。この徘徊行動は1~3時間程度続けられます。他のSCP-1625-JP-2とのコミュニケーションを行わない場合、歩行を止めたSCP-1625-JP-2はその場にうつぶせに倒れ、3~15時間程度制止した姿勢を続けます。制止が終了すれば、SCP-1625-JP-2は再び徘徊を開始します。

SCP-1625-JP-2同士がコミュニケーションを行う場合、多くは二足歩行の体勢となって背中合わせに向き合い、後頭部の触手同士を絡み合わせます。外見上SCP-1625-JP-2は無表情を保ちますが、いくつかの精神評価では、この行動を行っている最中のSCP-1625-JP-2は”非常に興奮”していると推測されています。

全てのSCP-1625-JP-2は「カルキスト・ユデス」なる人物への尊敬と崇拝の念を明らかにしており、同人物を「崇高なる我らの母」と呼称しています。特筆すべきは、SCP-1625-JP-2群が所謂サーキシズムの教義や哲学大系について完全に無知であり、サーキック・カルト関係者が共通して畏敬する対象であるPOI-04524の存在も認知していないと見られる点です。

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SCP-1625-JP-2に対する初期のインタビュー記録です。簡略化の為、SCP-1625-JP-2の非言語的な反応5は省略されています。

対象: SCP-1625-JP-2-5

インタビュアー: ジャック・ヴォイド博士

<録音開始,20██/11/10>

ヴォイド博士: 私の幾つかの質問に答えて頂けるかな、SCP-1625-JP-2-5。

SCP-1625-JP-2-5: それが望みなら。

ヴォイド博士: 君は依然ジョン・ハーカー6として知られていたはずだが、人間だった頃の記憶はあるのか。

SCP-1625-JP-2-5: 私は肉。人ではない。私は罪である。

ヴォイド博士: 君は「カルキスト・ユデス」なる人物を崇拝しているそうだが、それは何者なのか。

SCP-1625-JP-2-5: 我らの母。母は我らの罪を赦し、我らの浅ましき肉を天に届ける。

ヴォイド博士: 質問の仕方を変えよう。君は彼女に会ったことがあるのかね。

SCP-1625-JP-2-5: 母はいつも我らの側にいる。

ヴォイド博士: 宗教的な観念を聞きたいわけではないんだ。そうだね、私も彼女に会いたいんだよ。彼女はどこにいるんだ?

SCP-1625-JP-2-5: [無言で天井を指差す]

ヴォイド博士: ……君たちにとって人間とは何かね、SCP-1625-JP-2-5。

SCP-1625-JP-2-5: 臆病な者。忌むべき者。人殺し。偽りを言う者。光のみが彼らの受くべき報い。

ヴォイド博士: あの光を浴びた君は、もうすぐ救われるのか?

SCP-1625-JP-2-5: 時が来れば、主の慈悲は我らの上に降り来る。

<インタビュー終了>

終了報告書: SCP-1625-JP-2の精神は宗教的かつ抽象的な観念に支配されており、具体性のある発言を引き出すことは困難と推測されます。Δタイプ精神評価プロトコルも併用すべきでしょう。薬物的措置も含めた対処が必要となるかも知れません。――ヴォイド博士

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SCP-1625-JP-2は出現から1~2週間以内に突如として消失します。この現象は昼夜の区別無く行われ、発生の前兆はありません。継続的な収容室の監視にも関わらず、この消失現象が起こるプロセスは現在の所不明です適切なクリアランスレベルを持つ職員は、映像記録1625-JPを参照して下さい。


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+ POI-1625関連資料




 



脚注

1. 人間以外の生命体ではSCP-1625-JPが発生しないことが実験により確認されている

2. 光は自然光とも人工照明とも異なる波長を持ち、薄い桃色に見えることが記録により判明している。照度は50,000lx程度と推定されている

3. これはSK-BIOタイプΓと共通する特徴だが、両者の外見的な共通点は乏しい

4. サーキシズムの教義では「崇高なるカルキスト・イオン」として呼称される人物。現在行方不明

5. 会話毎の間や、首や手を振る動作、会話中の徘徊行為など

6. D-1525。SCP-1625-JPへの曝露実験によりSCP-1625-JP-2-5へ変化した

7. 同人物に関する詳細は要注意団体資料-0425を参照

8. 彼女と交流があった何人かの生存者の証言から、同氏は半陰陽者であったという説が提唱されているが、確たるエビデンスは存在しない

9. ”Realtime Memetics Spectrum Imaging”、ミーム異常効果を固体撮像素子に時間的に記録する機能を搭載した撮影機具の総称


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crow_109

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2017-12-14 22:16:44

Tags

recyclecon17, 国外収容, 精神影響, 第五教会, 異次元, 敵対的, 擬態, 可視光, 反ミーム, サーキック, scp-jp, keter,

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