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SCP-201-JP - 幼心地のバトルフィールド

ItemNumber

SCP-201-JP

Object Class

Euclid

Protocol

SCP-201-JPに関する情報は全て検閲し、████村以外への情報漏出を防ぎます。一般人が████村へ侵入することは特に制限されませんが、その人物がSCP-201-JPについての情報を認知したりSCP-201-JPを目撃した場合、村人に変装した常駐の職員が該当人物に記憶処理を行います。SCP-201-JPが児童により行われた場合、該当小学校の教員に変装した職員がその様子を撮影し随時報告してください。

Description

SCP-201-JPは青森県████村の████小学校の児童に伝わる、傘を用いた遊びの1つです。SCP-201-JPは児童間では「戦場対決」と呼称されており、████小学校のグラウンドで行われ、異常性もグラウンド内でのみ発生します。

以下はSCP-201-JPの主なルールです。

  • 8名以上からなる2つのグループに分かれる。
  • グラウンド内にそれぞれのグループの拠点を作り、拠点中央に何かしらの物品(着色した石や木の枝など)を置く。
  • それぞれの児童が傘を持ち、相手グループへと傘を用いて攻防戦をしながら侵攻し、どちらかの陣地に置かれた物品が取られた時点で勝敗が決まる。
  • 折り畳み傘を用いて参加することは禁忌とされる。
  • ゲームが終了するまで異常性による攻撃方法は変更できない(攻撃方法については表201-JPを参照)。
SCP-201-JPの異常性は、ゲームが開始されると同時に児童たちによって自身の装備を決定する技名が宣言されることで発現します。開始時に宣言される技名はそれぞれSCP-201-JP-1~-4に指定されています。SCP-201-JPが行われている間、宣言された技名に対応した異常性が傘に付与され、この傘を用いた攻撃を一定の回数1受けた児童は流血や裂傷を伴い死亡します。また、SCP-201-JPが行われている間はグラウンドの周囲に不可視の力がはたらき、外部からグラウンド内に侵入することが不可能となります。ただし、グラウンド内部から外部へと移動することは可能ですが、一旦退出した場合はSCP-201-JPが終了するまで侵入することはできません。

SCP-201-JPが行われている間、参加しているそれぞれの児童に酷似した色の薄い人型実体(以下"SCP-201-JP-A"と呼称)が1体ずつ出現し、それぞれのチームの人数はSCP-201-JP-Aが参加することで2倍となります。これらの実体は一切の発言をせず、元となった児童と同様の回数の攻撃を受けた時点で死亡します。また、SCP-201-JP-Aを含めるゲームの参加者は一時的な飛行能力を得ますが、校舎の高さ2を超えた高度まで飛行しようとする、並びに飛行した状態でグラウンド外へ出ようとすると、不可視の力に阻まれることが確認されています。

SCP-201-JPが何らかの形で終了したり続行不可能となると、死亡していた児童は身体や衣服などに一切の傷を残さず蘇生し、校舎等についた攻撃の跡並びにSCP-201-JP-Aは消失します。特に、相打ちとなり参加者が全員死亡した場合、最後の参加者が死亡しておよそ5秒経った時点で全児童が蘇生します。また、異常性の発現は████小学校の児童が行った際にのみ起こると考えられ、同条件でDクラス職員や別の小学校の児童によって行われたSCP-201-JPは一切の異常性を発現しませんでした。加えて、SCP-201-JPが行われていない状況下での技名宣言では傘に異常性が付与されないことが確認されています。

以下はそれぞれの技についてまとめた表です。「〇〇」には任意の言葉が入り、この言葉ごとに異常性が変化することはありません。

表201-JP

識別番号 技名 概要
SCP-201-JP-1 〇〇ソード(ブレード) 技名を唱えるとともに傘が白く発光し、剣の形状に変化する。主に近接戦での攻撃に使われ、慣れた児童はSCP-201-JP-1によってSCP-201-JP-3による銃撃を防御することもできる。
SCP-201-JP-2 〇〇スピアー 技名を唱えるとともに傘が黄色く発光し、槍の形状に変化し長さが2倍となる。主に中距離からの攻撃に使われる。
SCP-201-JP-3 〇〇ガン 技名を唱えるとともに傘が紫色に発光し、火縄銃の形状に変化する。また、傘の先端から白色の光球を任意で射出することが可能になる。主に遠距離からの攻撃に使われ、リロードにおよそ6秒掛かるため連射はできない。
SCP-201-JP-4 〇〇シールド 傘を開いた状態で技名を唱えると傘が青く発光し、非常に高い強度を持つようになる。SCP-201-JP-1、-2、-3による攻撃を全て防ぐことができ、主に他児童の護衛に使われる。
SCP-201-JP-5 〇〇ウルトラクロスブレイク SCP-201-JP-1、-2、-3の合わせ技であり、SCP-201-JP-4による防御を突破することが出来る。
SCP-201-JP-6 死者蘇生 死亡した児童の頭上に立ち宣言することで、死亡した児童が蘇生する。ただし、復活した児童はその後に1度攻撃を受けると死亡し、2度目のSCP-201-JP-6は効果を示さない。宣言の際、死亡した児童の体が緑色に発光する。
発見: SCP-201-JPは████村出身の████博士が他の職員と子供のころの思い出について会話していた際、「戦場対決」という遊びについて言及したことからその存在が発覚し、財団の知るところとなりました。SCP-201-JPについて、████村に在住する人物はその存在や光景などに一切の違和感を感じておらず、一般的な小学生の遊びとして認知していました。現在████博士はSCP-201-JPに対する知識を最も有していることから、SCP-201-JPの収容担当に任命されています。

以下は████小学校の児童に行われたインタビューの記録です。

インタビュアー: 井之頭研究員

対象: 児童3名(便宜上児童A、児童B、児童Cのように表記する)

注記: 井之頭研究員は臨時の教師として潜入しているため、インタビュー内では「井之頭先生」と呼称されている。


<記録開始>

井之頭研究員: ねえみんな。「戦場対決」のことについて教えてくれるかな。

児童A: 井之頭先生知らないの?

児童B: どこでもやってる遊びだよね?

井之頭研究員: いやぁ、先生はちょっと知らないなぁ。いつからあの遊びは流行ってるの?

児童C: 俺たちが小学校に入る前からあるよな。

児童B: そうそう。ちっちゃいころから混ざって遊びたかったけど、5年生とか6年生の人が意地悪して仲間に入れてくれなかったもん。

井之頭研究員: なるほどね。結構昔から流行ってる遊びなんだ。

児童A: そうだよ。

井之頭研究員: それでね、先生が一番質問したかったことなんだけど。あの遊びをしてて、痛くないのかい?というか死んでるよね?

児童A: 死んでるけど、全然痛くないよ。

児童B: というか、絶体予防接種のほうが痛いよ。

井之頭研究員: 死んでるの?死ぬのって怖くないかい?

児童B: 怖いけど、「戦場対決」は違うよね。

児童C: うんうん。

井之頭研究員: そっか。先生には良くわからないなぁ。そうだ、先生も一緒に「戦場対決」したいって言ったら入れてくれるかい?

児童A: え、絶対やだ。

<記録終了>


終了報告: SCP-201-JPを行っている間は児童の痛覚が鈍くなっていると考えられます。また、児童の死に対する恐怖感が薄れてしまっている可能性が考えられましたが、現状ではそのような様子は見られませんでした。さらなる調査が必要だと考えます。- 井之頭研究員

補遺1: 以下はSCP-201-JPの起源調査の一環で行われた、████小学校の現校長である矛岩██氏に対するインタビュー記録です。

インタビュアー: 井之頭研究員

対象: 矛岩██氏(以下"矛岩氏")


<記録開始>

井之頭研究員: それで、矛岩校長。「戦場対決」という遊びについてなのですが。

矛岩氏: 「戦場対決」ですか。いやぁ懐かしいですね。あれは私が作った遊びなんですよ。

井之頭研究員: 校長が?

矛岩氏: いや、私というよりは、私ともう1人。████という旧友と3、4年生頃に。

井之頭研究員: ████さんですか。

矛岩氏: 私も彼もこの小学校出身でしてね。いやはや、あのころは楽しかった。日々面白いゲームを考案しては友達と遊びくれて。その中でも特段楽しかったのが「戦場対決」でしたね。████は天才で、あいつが考えたゲームは本当にどれもこれも面白く……。

井之頭研究員: ████さんは今どこに?

矛岩氏: さあ、どこにいるんでしょう。小学校以来会ってないので、さっぱり。

井之頭研究員: わかりました。ところであの遊び、どうも児童がゲームのたび死んでは生き返っているように見えるのですが、あれは一体……。

矛岩氏: おかしいんですかね。当時からあんなものでしたよ。

井之頭研究員: 私にはどうも、こう、色々とかなり異様な光景に見えるのですが……。

矛岩氏: あいつの遊びはどれもこれもエキサイティングですが、流血したりしてもすぐ復活するので安心ですよ。

井之頭研究員: そう、ですか。ちなみに、████さんが作った他の遊びは覚えていますか。

矛岩氏: いやぁ、もう覚えてないですね。何十年も前のことですし。でも確かあいつは、どこかのゲーム会社に就職してたかなぁ。あいつの発想力とセンスのことですし、今でもきっと面白いゲームを作ってるんでしょうな。

井之頭研究員: わかりました。お時間いただきありがとうございます。

矛岩氏: あはは、いやいやとんでもない。懐かしい気分になれました。さて、久々にあいつに連絡しますかね。電話番号は何だったかな。

<記録終了>


追記: その後矛岩氏の同級生数名にインタビューを行ったところ、SCP-201-JPはそれぞれインタビューを受けた人物自身と████氏の2人で考案したという情報が共通して得られました。これらのインタビューで得られた████氏の人物像には一貫性が無く3、その後の調査で████という人物が該当小学校に在籍していた記録は存在しないと判明しました。SCP-201-JPの起源並びに関係があると思われる別の遊びについては現在も調査中です。

補遺2: ████小学校のグラウンドの調査において、地下から折り畳み傘とともに埋められた身元不明の白骨遺体が発見されました。この白骨遺体は8~10歳前後の男児のものであると推定されています。遺体の身元特定作業並びにSCP-201-JPとの関連性の調査は継続しています。


Footnotes

1. この回数は生徒の直近の体育の成績と同様の数値が反映されている。████小学校での成績評価は1~5の5段階評価である。

2. ████小学校の校舎の高さは13.8m。

3. ████という人物について得られた証言のまとめは別紙の資料201-JP-Pを参照。


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Created_by

Fennecist

Created_at

2018-06-27 16:01:59

Tags

記憶影響, ゲーム, scp-jp, euclid,

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