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SCP-472-JP - 出来損ないのドッペルゲンガー

ItemNumber

SCP-472-JP

Object Class

Euclid

Protocol

SCP-472-JPは移動させることが出来ないため、工事による立ち入り禁止の看板及びロープ、常駐警備員による封鎖をすることで対処されています。侵入しようとした民間人には「下水道の大規模工事が行われている」と説明し、退去させてください。もし侵入し、SCP-472-JPの特異性を発現させた場合は即座に鎮圧し、記憶処理を施した上で解放してください。その際上がるであろう悲鳴の後処理については、警備員に一任します。

Description

SCP-472-JPは東京都████区████の住宅街に存在する一般道路と国道██号に接続された幅1.8m、全長180mの路地に続く曲がり角です。

SCP-472-JPは歩行によって一般道路、国道側からSCP-472-JPに侵入した場合にのみその特異性を発現し、被験者は29%の確率でSCP-472-JP-Aと分類される存在と衝突します。SCP-472-JP-Aの発生の瞬間が確認されたことはありません。発生するSCP-472-JP-Aに規則性は確認できておらず、ほぼ全ての場合において人体の28%から46%ほどがランダムに発生している模様ですが、2例の「例外」も存在しています(詳細は実験記録を参照してください)。SCP-472-JP-Aと衝突した際の転倒や、突起部が存在していた場合による負傷、精神的ショック以外、被験者に対する被害は報告されていません。

SCP-472-JP-Aは全ての場合においてDNA、加齢変化、既往症などの特徴が被験者と一致しています。また着衣が存在する箇所が発生した場合、その着衣も同時に発生することが確認されています。顎部から上が発生した例はありません。全てのSCP-472-JP-Aは発生の瞬間まで全身が存在していたのかのように、出現後に出血等の反応を見せ始めます。しかし、前述の「例外」はこの限りではありません。

SCP-472-JPは199█/██/██に突如その異常性を発現しました。最初の被験者となったのは近所に住んでいる高校生で、199█/██/██の18:30頃に一般道路側からSCP-472-JPに侵入したところ右腕と両足がSCP-472-JP-Aとして出現しました。彼はほぼ毎日のようにSCP-472-JPを通過していたことが確認されています。この事件はすぐに財団へ報告され徹底的な調査が実施されました。しかし発現した特異性のほかに異常な点が見つからなかったため、関係者全員にクラスB記憶処置を施し現在の収容体制を確立しました(調査の詳細は「事件記録472-JP-1調査記録」を参照してください)。


以下の実験記録は重要と考えられる記録のみを抜粋しています。完全な記録は「472-JP全実験記録」を参照してください。

実験記録472-JP-1 - 日付199█/██/██

対象: D-472-1

実施方法: 一般道路側からのSCP-472-JPへの侵入

結果: 両腕のある胸部から頸部がSCP-472-JP-Aとして発生。解剖の結果、D-472-1と全特徴が一致。また切断面は非常に滑らかであり、出現した瞬間に切断されたようであった。

付記: SCP-472-JPに対する初めての実験であり、特異性の発現までに2度の侵入を行っている。また、衝突位置はD-472-1の胸部であった。

実験記録472-JP-2 - 日付199█/██/██

対象: D-472-1

実施方法: 国道側からのSCP-472-JPへの侵入

結果: SCP-472-JP-Aは発生しなかった。

付記: この後、一般道路側からの侵入なども含めて複数回試行したが異常性は発現せず。

実験記録472-JP-3 - 日付199█/██/██

対象: D-472-2

実施方法: 国道側からのSCP-472-JPへの侵入

結果: 腰部から下がSCP-472-JP-Aとして発生。特徴及び切断に関しては実験記録472-JP-1と同様。

分析: D-472-2の衝突位置は腰だった。この事からおそらくSCP-472-JP-Aは被験者の該当箇所と同じ高さに発生しているのではないかと考えられる。

実験記録472-JP-7 - 日付199█/██/██

対象: D-472-6

実施方法: 一般道路側から侵入

結果: 全臓器を持つテラトマ体がSCP-472-JP-Aとして発生。またこの際、着衣は発生しなかった。D-472-6の胸部に衝突後落下し、その衝撃で破損した。

分析: 衝撃による破損個所を考慮すれば、これまでの実験で発生したSCP-472-JP-Aと同様に特徴が一致していたと考えられる。

実験記録472-JP-8 - 日付199█/██/██

対象: D-472-7

実施方法: 国道側から侵入、ただしD-472-7にはあらかじめ特性を伝えておいた

結果: 四肢の欠損した胸部から腰部までがSCP-472-JP-Aとして発生。解剖によると、急性胃腸炎及び胃潰瘍が見られた。実験前の検査によるとD-472-7にそれらの症状は見られなかった。

分析: 実験後の検査でD-472-7は実験に対する恐怖によってストレスが生じ、それらの症状が発生していたことが判明した。どうやら曲がり角を曲がるその「瞬間」を複製しているようだ。

付記:以後SCP-472-JP-Aの特徴及び切断に関する記述は、異常がない限り省略される。

実験記録472-JP-11 - 日付199█/██/██

対象: D-472-10、-11

実施方法: 一般道路、国道側から同時に侵入

結果: D-472-10側には両腕が存在しない顎部から腹部までが、D-472-11側には両腕のみがSCP-472-JP-Aとして発生。

実験記録472-JP-12 - 日付199█/██/██

対象: D-472-12、-13

実施方法: 国道側から2人同時侵入

結果: D-472-12側には腹部から両足までが、D-472-13側には両腕がSCP-472-JP-Aとして発生。

実験記録472-JP-13 - 日付199█/██/██

対象: D-472-14、-15

実施方法: 一般道路から2人同時に侵入

結果: D-472-15側にはテラトマ体がSCP-472-JP-Aとして発生、D-472-14側には未発生。

メモ: 2名の被験者による両側同時、国道側から同時、一般道路側から同時、全て揃った。だが、全く関係がないようだ。

実験記録472-JP-18 - 日付199█/██/██

対象: D-472-20

実施方法: 自転車による国道側からの侵入

結果: SCP-472-JP-Aは発生しなかった。

付記: この後、一般道路側からも含めて複数回試行したが異常は発生せず。

分析: 歩行による侵入が発現の条件なのかもしれない。次は原動機付自転車やバイクなどで実験を行う。ただしこれはDクラス逃亡の恐れがあるため、職員が行う事とする。

実験記録472-JP-21 - 日付199█/██/██

対象: D-472-21

実施方法: 歩行による一般道路側からの侵入

結果: 全身がSCP-472-JP-Aとして出現。しかし、自立行動を起こすことはなく回収された。実験後にD-472-21に対して精密検査が行われたが異常は見つからなかった。

補遺: 回収されたSCP-472-JP-Aに対して解剖を試みたところ、一切切断することが出来なかった。後に加熱、冷凍なども試みたが一切変化が及ぶことはなかった。しかし、SCP-472-JP-Aは外的な力で動かすことができ、触覚は人体そのものであると報告されている。回収されたSCP-472-Aは24時間体制で監視される。

メモ: 回収されたSCP-472-JP-Aは完全に「停止」している、と言える。顔は恐怖そのもので、だ。更に驚くべきことに、MRIによればその心臓すら「鼓動の途中で」止まっていた。

実験記録472-JP-42 - 日付200█/██/██

対象: エージェント三井

経緯: 200█/██/██ 21:██に国道側からSCP-472-JPに誤って進入

結果: 全身がSCP-472-JP-Aとして出現、驚愕の表情を浮かべていること以外は実験記録472-JP-21と同様であった。

付記: これは正規の実験ではありませんが、2例目の例外的なSCP-472-JP-Aの発生事例であるため実験として記録。回収されたSCP-472-JP-Aは実験記録472-JP-21と同様に監視。

補遺: エージェント三井は強い精神的ショックを受けたため、記憶処理を申請したが拒否された。その後異動。

メモ: 報告書作成時点で延べ8█回の実験が行われてますが、この2例以外の「例外」は発生していません。


補遺1: 実験記録472-JP-21で被験者となったD-472-21は199█/██/██に終了させられた。終了と同時刻に発生したSCP-472-JP-Aの「停止状態」が解除され、死亡。死因はD-472-21と完全に一致した。

補遺2: 200█/██/██にエージェント三井が自室で死亡しました。自殺と見られています。発生したSCP-472-JP-Aは補遺1と同様に「停止状態」が解除され、死亡しました。


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ak1-yorunaga

Created_at

2014-04-14 17:59:49

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euclid, scp-jp, 場所,

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