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SCP-529-JP - 写経の座

ItemNumber

SCP-529-JP

Object Class

Safe

Protocol

SCP-529-JPへ通じている洞門は、管理用の一箇所を除きすべてコンクリート製の障壁で封鎖します。管理用の出入り口は鋼鉄の扉で封鎖されています。洞窟内に設置された監視カメラが故障した場合は担当職員を含む複数の職員で管理用出入り口より入り、監視カメラの修理後速やかに外へ出てください。SCP-529-JPへの侵入が発見された場合、早急に侵入者を確保し、侵入経路を確認の上Dクラス記憶処理を行ってください。

大雨や地震による土砂崩れの発生はSCP-529-JPへ通じる洞門を地表へ露出させる可能性があります。担当職員は土砂崩れの発生した可能性のある地域を調査してください。

Description

SCP-529-JPは山口県██市付近の地下に広がっている鍾乳洞に掘られた横穴です。横穴は明らかに人工的に掘られた一辺約1.8メートルの立方体になっています。天井には文字らしき図形が描かれていますが、解読はできておりません。SCP-529-JPが掘削された年代は鍾乳石からおよそ1200年前と推定されています。壁面の凹凸は1ミリ以内に収まっています。水による侵食・新たな鍾乳石の形成、及び気温変動による変形は確認されておらず、その原因も判明していません。

19██/██/██に発生した強盗事件の実行犯████が██市付近で消息を絶ち、警察犬による追跡によりSCP-529-JPの中で多数の人骨1と共に発見されたことで財団の注意を引きました。実行犯████は逮捕に対しては素直に応じましたが、SCP-529-JPから離れることには強く抵抗し、█名の警官が重傷を負いました。また、鑑識官の一人はSCP-529-JPに留まりたいと上司に申請したことがわかっています。

その後、SCP-529-JPの監視、発見された人骨の調査から、その特異性が判明しました。

何らかの強い執着を持つ人間がSCP-529-JPが存在する鍾乳洞の洞門から半径███メートル以内に入るとSCP-529-JPの影響を受けるようになります。(以下、SCP-529-JPの影響下にある人間をSCP-529-JP-1と呼びます。)

SCP-529-JP-1は、自分でも説明できない理由によりSCP-529-JPへ近づく方向へと鍾乳洞を迷うことなく移動していきます。この時、理由を尋ねると執着している物と関係をつけて説明します。SCP-529-JPに入り40~50分程度考えにふけりますが、その後自らの腕、大腿部、腹部に周囲に落ちている鍾乳石の先端で文字を刻み込み始めます。刻まれた文字は████████に含まれている文字のみであることが判明しています。人骨の多くも何らかの文字が刻み込まれた形跡がありますが、摩滅により解読することはできていません。刻まれている文字は、その痕跡からSCP-529-JP-1が自らの体に刻む文字と同種であろうと推測されています。

実行犯████への聞き取り調査は、██県警の事情聴取の一部として行われています。

対象: ████

<録音開始>

エージェント██: あの鍾乳洞に逃げようと思ったのはなぜだ?

████: (無音が15秒続く) 不安、かな。

エージェント██: どういう意味か。

████: 追われている不安と別に、そっちに行かないと何かとんでもない事になるような不安があったんだ。

エージェント██: 鍾乳洞の中で、どちらに進むかを決めたのも、その「不安」か?

████: ああ、そうだ。あの時、俺は不安を感じなかった。間違った道に進むと不安になった。その時わかったんだ。カネにこだわって不安な生活をしている俺は間違っていたんだってな。こんな欲は不安になるだけで、捨ててしまいたいと感じたんだ。

エージェント██: 鍾乳洞で不安を感じない方向に歩いて行ったということか?

████: これまでの俺は無駄にカネばかり欲しかった。あそこで写経していれば俺はこんな不安を抱えずに済むんだ。なあ頼むよ、あそこでなきゃダメなんだ。俺をあそこに連れて行ってくれ。もう二度とあそこから出たりしないから、それならいいだろ?(エージェント██とは異なる警官の声で、否定的な返答)あああああああ、ダメだ、あああああああああ(████の絶叫。ガラスが割れる音。エージェント██が拘束を指示する声)

<録音終了>

SCP-529-JP発見時、一部の人間にのみSCP-529-JPの影響が認められた点について、影響を受ける人間と受けない人間の違いを明らかにすべく実験が行われています。

補遺1 緊急対応としてSCP-529-JPへ通じる洞門を閉鎖する工事が行われた後、閉鎖された状態では 鍾乳洞に入ろうとする影響が発現しないことが確認されました。これを受け、すべての洞門の封鎖が行われました。

補遺2 20██/██/██、白沢博士が追加調査を行いました。調査結果を添付します。この調査結果に基づき、白沢博士はSCP-529-JPの再実験を申請しています。



Footnotes

1. 最低でも27人分であることが確認されています

2. ██市の沿岸部に該当する古地名


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7

Created_by

awara3

Created_at

2015-10-15 23:46:48

Tags

safe, scp-jp, 精神影響,

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