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SCP-934-JP - 特殊面会室

ItemNumber

SCP-934-JP

Object Class

Safe

Protocol

SCP-934-JP該当エリアは近隣山岳地域由来の硫化水素のガスの溜まり場となることを理由として民間人の立ち入りを禁止してください。領域内への侵入者に対応するため、土地管理人に偽装したエージェント2名以上が領域付近に建設した監視小屋で見張りを行ってください。また、自殺を目的として民間人が故意に侵入するケースが過去に3例発生しています。このため、先述のエージェントのうち最低1名は適切なカウンセリングの資格を有する人物である必要があります。

Description

SCP-934-JPは██県██市の█岳に存在する約2.38km2の領域です。SCP-934-JPの領域内では150cm高さにおいておよそ0.40±0.10ppmの硫化水素ガスが検出されていますが、これは活火山である█岳に由来する火山ガスによるものであり、SCP-934-JPの領域外とほぼ同じ数値であることが確認できています。そのため、後述するイベント-934の原因ではないと考えられます。

SCP-934-JPはその領域内に進入した人間(以下、被験者とする)に対し異常性を及ぼします。平均して142分間、領域内に連続して存在すると、被験者は眠るようにして意識を失います。確認されている限りでは、被験者が意識を失うまでの最長時間は156分、最短時間は103分です。意識を失う前にSCP-934-JPの領域外に移動することでこの影響からは逃れることができます。

意識を失った被験者はイベントー934とされる明晰夢を経験します。イベントー934は同一人物に対し1度しか経験することはできず、イベントー934を経験済みである人物がSCP-934-JP領域内に長期間の滞在を行っても意識の喪失しか引き起こさないことが分かっています。被験者によってイベント-934における部屋内の外観や、SCP-934-JP-1の外見などの詳細は異なりますが、主となる内容は一貫しています。以下はイベントー934の主となる内容です。

イベント-934の主となる内容

1.被験者は椅子が2脚のみ存在する部屋内で人型存在(SCP-934-JP-1)と向かい合わせに座っていることに気付く。SCP-934-JP-1は「この部屋では知り合いの故人を1人だけ呼び出して会話することが可能である。自分はその案内人であり、呼び出してほしい人物がいるなら教えてほしい」といった旨の発言を被験者に対して行う。

2.被験者が人物を指定するとSCP-934-JP-1はSCP-934-JP-1の背後にある扉から部屋を一時退出し、数秒~十数分後に指定した人物と同様の外見を持つ人物(SCP-934-JP-2)を連れて部屋に再入室する。ただし、指定した人物が存命であると被験者が考えている、または全く面識が無い人物である場合はSCP-934-JP-1はSCP-934-JP-2を連れてくることを拒否し、別の人物を指定するように要求する。

3.SCP-934-JP-2は被験者が指定した人物と非常に似通った肉体的性質、性格や知識を持っており、被験者は会話などの簡単なコミュニケーションをとることが可能である。イベントー934が開始してから平均して32分が経過した時点でイベントー934は強制的に終了し、被験者は意識を取り戻す。

4.SCP-934-JP-1やSCP-934-JP-2に暴力行為をとろうとした場合や、被験者が呼び出す人物を指定しなかった場合にもイベントー934は強制的に終了し、被験者は意識を取り戻す。

SCP-934-JPは、「死んだ人間と会える場所がある」という噂が2001年5月上旬頃から爆発的に広まったことにより、財団に注意をひいたため発見されました。これはSCP-934-JP該当エリアにおいて原因不明の意識障害になり、夢の中で死後の世界に行って死んだ人間と会ったと証言する人物が続出したためです。異常性を確認した後、財団は直ちに「SCP-934-JP該当エリアは有毒な火山ガスが噴出しており、意識の混濁、幻覚症状や後遺症を伴う失神を引き起こしうるため、立入禁止とする」という内容の、県からの公式な声明を発表させて事態の収拾を図りました。

Dクラス職員および財団研究員を用いての実験の最中には、被験者に対しカルヴィンーナカタ式心像言語化装置を用いました。これによりイベント-934の経過を集積化された言語として認識することに成功し、被験者の話す内容と一致することの裏付けをとることができました。各実験についての集積化された言語とその元となった脳活動のデータは非異常性が確認されたうえでデータベース上に保管されています。しかし、被験者およびSCP-934-JPの周囲では、イベント934発生前後において霊体素子による地磁気の変化については有意な差が確認されず、霊体周辺に発生するエーテル密度の変化によるエーテル流束も無視できるほど小さいものであることが判明しました。よってイベント934やSCP-934-JPの異常性は霊的存在によるものでは無いという考えられます。加えて、実験の一部を担当した乾烏博士の提言から、SCP-934-JP-2は被験者の記憶に基づいて生成された表象であるとの考え方が最も有力な説となっています。

補遺: 2001/08/13、土地管理人としてSCP-934-JP該当エリア周辺に定住していたエージェント██から、SCP-934-JPの影響を受けた最も古い例だと思われる人物についての報告がありました。対象は、近隣住民の主婦██ █氏の甥であり、1996/03/23に交通事故に遭って死亡した██ ██氏(当時9歳)です。対象の両親は1996/01/09に自宅で発生した火事によって焼死していました。以下はSCP-934-JPの影響を受けたことが読み取れる、██ ██氏の遺書です。

この前███おばさんと一しょに近くのお山にのぼりました。そしたら急にたおれてしまいましたが、ゆめの中でお父さんに会えました。お父さんが「お母さんに会いたいかい」って聞いてきたから、会いたいって言ったらお母さんもつれてきてくれました。お母さんは「辛いことがあったらいつでも会いに来てね」っていってくれました。お父さんは会社に行かなくてもよくなったからか、ずっとにこにこしていました。おばさんはとても心配してたけど、ひさしぶりに3人でお家ですごせて楽しかったです。

だけどお母さんはまた会いに来てねって言ってましたが、何回ねても会えません。このごろは学校から帰ったらずっとねてるのに。なんでかは分からないけどとてもつらいです。ご飯を食べさせてくれたおばさん、一しょに遊んでくれた██くん、███くん、クラスのみんな、██先生、ごめんなさい。

お母さんとお父さんの待ってるところにいきます。           ███

Footnotes

1. 生前████博士が専門研究を行っていたミーム学に関する理論。その内容上資料として正確な形のものが残っておらず、後任の研究チームにより内容の復旧と研究が進んでいる。

2. 本田技研工業により開発された二足歩行ロボット。██上級研究員が見たのは2代目のそれに最も近いデザインだった。

3. 服役後、D-42771が自身の娘に報復するのを恐れたためである。ただし、D-42771の配偶者が認知していなかった3件の余罪により、D-42771は娘の生死に問わず既に死刑が確定していた。


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Created_by

utsuki karabina

Created_at

2018-03-15 16:09:36

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睡眠, 場所, scp-jp, safe,

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